健康維持 no2

健康維持 no2
6.がんになったらの続編です
まず今までところのまとめ、たくさんある、すべて実行すればよいが
特に気になるものを赤くした

実践          効果、体験など
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルカリ食品とる  玉ねぎ、食事ごと1玉食べる佐野先生甲状腺腫完治
アルカリ食品とる  にんにく1日半房、梅有効
尿を飲む      ソマチット増やす  同じ
awg放射      多数がん治す
断食、縮便出す   がん数か月で完治
遺伝子組み換え食品ひかえる  dna異変、がん化、理論はある
抗がん剤      がん、細胞とも攻撃 がん縮小
がん摘出      壊れた細胞摘出、がんなくなる
温熱療法      がん殺す
ソマチット療法   ガストネサン、ソマッチト活性化、がん縮小、薬ある
ビタミンc療法   活性酸素除去、がん縮小
免疫療法、nk細胞  抗がん剤と併用、免疫によりがん縮小
痛快カード     血液、リンパ弱アルカリにする
断食        胃腸運動エネルギーを細胞補修エネルギーに転換させる
アガリスク、ポリプロレス     抗酸化作用
有機ゲルマニウム、浅井ゲルマニウム 抗酸化作用
紅茶キノコ
免疫療法      がんに限定あり
コーヒー      ポリフェノール
生野菜療法、レタスなど     ソマッチトをいっぱい食す
貝療法       ソマッチトをいっぱい食す
血液循環療法    運動、体操など、細胞活性化
内臓脂肪療法    内臓脂肪から毒素出てがん化
咀嚼療法      1口50回噛む、脳内物質、唾液で悪物質殺す
ストレス除去    ストレスによりがん20パーセント増加、
ピロリ菌などのウイルス除去
飲酒1日1合     アルコールにより大腸がん、肝臓がん予防
禁煙        タバコに1万の毒性物質あり
緑茶療法      カテキンによる
減食糧法      細胞に栄養が過剰に与えられると逆に有毒物質が創られる 
          逆に栄養が少ないと飢餓遺伝子により細胞が守られる
シューマン波    地球の磁気が近年弱まっているため、脳波が異常化する
          強制的にシューマン波を浴びる
低周波治療、高田治療器 定電流高電圧を浴びることで体調をよくする
音楽療法、α波、ソルジエ音階 脳波を正常化、癒す
漢方、サルノコシカケ 抗酸化
漢方 朝鮮人参   100年物がいいとか
ヨーグルト     発酵食品で腸を改善
沢庵、       発酵食品で腸を改善、アルカリ食品
食物繊維、わかめなど 腸環境を整える
日光浴       日光で皮膚のメラニンから善物質が発生。
睡眠        体、腸の修復
いびき防止テープ  呼吸が損なわれ酸素不足となる
テラメラを伸ばす  寿命はこの細胞の長さで決まる。伸ばす薬、漢方あり
背骨のひずみとる、自己整体 猫背等背骨のひずみは全ての器官につながっている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー     


6.11がんとテラヘルツについて

テラヘルツ 細胞修復 修正 皮膚を若くする機能
B-78-07 


ガン細胞が死滅する研究開発 ガン治療 ガン細胞は42度で死滅する
ガン細胞周囲の細胞に影響をあたえなく ガン細胞に放射線を連続的に光源する方法
体温を常時あげることでガン細胞の発育を阻止する 低温度体質の方はガン細胞の住みやすい寝床になっている
ガン細胞は体温の高い人ほどガンにはなりにくい 常に体温は36.5度にしておきたい
ガン細胞が死滅する研究開発
 テラヘルツ放射量を多く体に与えて放射量・平均放射率ともに高くすれば
 体調を整えたり、生命エネルギーを増進したりする可能性がおおきいのです赤ちゃんのように細胞を若くすること可能なのです
この発見は最近医学の分野で注目しています  テラヘルツレアアースの金属希土類17元素なのです
 希土類17元素を使いテラヘルツ放射をすると4倍のエネルギーを永遠に放出します 
体調を整えたり、生命エネルギーを増進したりする可能 体温が1度以上~上がり、今まで表皮しか温まらなかった皮膚から10cm浸透させます
テラヘルツ波は、人体を構成している水の分子の固有振動数に近いと言われており、テラヘルツの周波数の電磁波を受けると
水の分子が共振し、クラスターが小さくなります。
その結果、血流・細胞の活性化が良くなるため、健康を維持できると言われています。

会社概要    KDD(株) 大阪市城東区新喜多1丁目2-7-1708    通販法   今までの納品先
テラヘルツエネルギー測定開発   滋賀県野洲市木部930  TEL 077-589-2354   FAX 077-589-4892

分析.試験測定  料金は低価格の設定です
分析機器 測定検査   析測定   分光測定
公開している 測定検査機器500種類  利用したい検査機器を知らせてください
工業製品の放射線測定   製品 部品 を送っていただければ測定できます .
飲用する水.野菜 果物も測定は可能ですが測定結果を成績書として発行できません
工業製品の海外輸出に伴う風評被害に対する対策
サーベイメーターなど放射線量測定ができる装置や環境を整え、製造した工業製品・部品等について
放射線量測定を行い、測定結果を成績書として発行します

測定分析申し込み書
 pdf Excel記入して メール FAX 077-589-4892  077-589-2354
見積もりさせていただきます
 ガン治療 西洋医学書にもない東洋医学療法の最前線 量子医学 テラヘルツ分光療法
テラヘルツ波長領域が癌細胞の増殖を抑制する この波長領域こそがDNAを修復する21世紀のエネルギーであるテラヘルツ波である 
                     レアアースと
テラヘルツ分光療法でガン患者を救うことができることを信じて開発をおこなっています
   医師からガンと通告””手の施しようがないといわれた方には
     レアアーステラヘルツクリーム(ガン死滅レベル値)製造させていただきます 
30日後 60日後にレントゲンで結果がでます
      DNA修復するためにテラヘルツ加工をしています (皮膚細胞の再生をします) レアアーステラヘルツクリームを知れば助かることもあります
      100%信じられないと思いますがレアアーステラヘルツクリームの効力を試してください (ビックリ医師も信じられないことがおこります)
               テラヘルツ波の開発で癌細胞 増殖を抑える 世界ではじめての技術なのです
難病(末期癌)からの生還「末期がん余命宣告
末期がん患者、及び末期がん患者を持つ家族の方へ贈る生還へのプロセス(中咽頭 末期がん・余命3ヶ月と宣告された父が末期がんと闘い、
そして手術の必要も無くガンが死滅した人もいます  ほんとうの効果
はレアアーステラヘルツクリームを肌にすり込んで( 30日後結果を、みてください)レントゲン撮影をみてください
                手術ができない内臓内でも可能性を信じて試してください 
 
 
ガンの進行度合いにて含有量を指定してください
 レアアース
テラヘルツクリーム 含有量10%
60g(30日分) ¥9800(税別)送料無料 メール  80g 
(50日分) ¥12800(税別
レアアーステラヘルツクリーム 含有量20%
60g (30日分)
¥14800(税別)送料無料 メール 

テラヘルツ時間領域分光

テラヘルツ時間領域分光(テラヘルツじかんりょういきぶんこう)は、テラヘルツ波の波形を直接測定することによって得られる
電磁波の電場の時間波形をフーリエ変換し、電磁波のスペクトルを得る分光法である。

テラヘルツ波が伝播する経路中に測定したい測定試料を置き、透過したテラヘルツ波の時間波形を検出する。その検出信号と、
測定試料のない状態でのテラヘルツ波の時間波形とを検出した検出信号を用い、検出信号をフーリエ変換して、
テラヘルツ波の振幅と位相の情報を得る。

光源としては、励起光であるフェムト秒レーザーパルスを非線形光学結晶や光伝導スイッチに照射することによって
発生するテラヘルツ波を用いることが多い。

テラヘルツ波の検出にも光伝導スイッチが利用されるが、電気光学効果を利用した検出法などもある。
プローブパルス光が光伝導スイッチなどに照射された瞬間のテラヘルツ電場に比例した信号を時系列で測定し、
電場の時間波形をフーリエ変換することにより、テラヘルツ波の振幅と位相を同時に独立して検出することができる。

テラヘルツ波の時間領域分光法の特徴は、テラヘルツ波の振幅と位相が1回の測定で検出することができるという点である。
これにより、物質の複素屈折率や複素誘電率などの検出が可能になり、物質の物性測定などに用いられる

テラヘルツ時間領域分光

TAS7500 テラヘルツ・分光イメージング・システム
テラヘルツ時間領域分光

テラヘルツ時間領域分光

テラヘルツ時間領域分光

テラヘルツ波を放射する物質の応用
技術開発者の田中政好はテラヘルツ波を活用することで様々な物質の通過が可能であることに注目
テラヘルツ波の領域を使ったテラヘルツ波を放射する物質の応用をすることに成功しました
この技術は世界的に類を見ない新エネルギーの革新といえます
物質の応用とは
人体の分子との共振作用により、細胞の新陳代謝の促進効果があり、
遠赤外線以上に波長が長いので、細胞や体内酵素、DNA、その他の有機高分子の振動が活性化されるため、血行の促進
、冷え・こりの軽減、健康維持、老化予防などに効果があります
宇宙観測では、宇宙から届くテラヘルツ波を観測する巨大望遠鏡。医学では、テラヘルツ波を全身に透過させることで
ガン細胞の位置を特定する実験に成功。羽田空港では、パッシブテラヘルツ全身検査システムがあり
、人体に無害なシステムで海外から不法に持ち込まれる麻薬などを画像化するシステムが導入されています。
テラヘルツ波の領域を使ったテラヘルツ波を放射する物質の応用をすることに成功した
ある.ゆる物質(繊維 液体 紙 鉱石.食物など)テラヘルツ波(THz波)を分光照射することで物質変化がおこる その能力は4倍以上であり
しかも人体に安全である
テラヘルツ波(THz波)をある.ゆる物質に分光照射でき効果的なものは世界的に類を見ない技術は新エネルギーの革新といえます
テラヘルツ波を放射する物質の応用の技術開発者 田中政好はテラヘルツ波を活用する技術特許 平成23年11月20日を申請
テラヘルツ波(THz波)は、1秒間に1兆回(=テラ)の分子振動をし透過波長でありテラヘルツ波は、様々な物質の通過が可能で、
人体に安全でありながら、細胞を傷つけることなく活性化・水に敏感に反応(人体は7割前後が水)吸収
する働きがあります
遠赤外線は物質の表面を構成している分子の振動に吸収される為、熱の伝導であり内部までは浸透しません。
テラヘルツ波は波長が大きく、電波のように物質への通過浸透性・透過性に優れ、全身に効果が期待できます。
自然界で最もテラヘルツ波の放射が多いのは赤ちゃんです!


赤ちゃんは放射量が多い上に、平均放射率も高いといわれています。しかし、年齢を経て生命力が衰えてくると、
放射量と平均放射率は低下します。
また、ふちょうに陥っている内臓も、放射量・率は共に低下します。
植物や動物についても人体と同様で、健康的なものはテラヘルツ波の放射量・平均放射率は共に高く、不健康なものは低くなります
また、食品なども鮮度が高い物は、放射量・率は共に高いことがわかっています。
 体温36.5度にする ガン細胞に放射線を連続的に光源する(10cmまで分光さすためにテラヘルツ加工)
レアアース金属物質を使用することで可能であることがわかった
レアアース(希土類)金属物質に 
テラヘルツ
加工すると物質の変化がおこります
持病の改善の役目をします
テラヘルツ波の分質を入れることで永遠にテラヘルツの光子振動(放射している光)がでます
放射線の鉱石(永遠に放射線を出すもの) 体を突き抜ける
遠赤外線は皮膚の表面を接写する テラヘルツ波の分質は深さ100mm程度浸透する
 テラヘルツ波の分質変成 放射する光を入力する加工技術とは 物質が持っている特性を強くして長く保持することができる
テラヘルツの光子振動(放射している光)入れることができます
 テラヘルツ波の加工
テラヘルツ波による分質変成技術 テラヘルツの光子振動(放射している光)
テラヘルツ波が入れられるもの
自然の材料を加工したものは比較的テラヘルツ波が入れ込みやすい
テラヘルツ波が一度入り込むと持続は永久的であるが、
金属類、アルミニウムなどに長時間吸着するとテラヘルツ分質は効力を失う
テラヘルツ波が挿入できるものは生地.宝石.鉱石粉末 セラミック、陶器.水など  ダメなものガラス.プラスチック類サイズ限度 長さ4m 幅70cm高さ1m50cm以内のもの連続的にテラヘルツ波を入力することができる
テラヘルツ波の光子振動機器は設置も可能である
 繊維に.La ランタン.Ce セリウム Nd ネオジウム その他の金属物質を繊維に練りこむことに
よって性能を保持することができました
日本の大企業の生産工場が必要としているのがレアアース 自動車産業 電気製品製造など使われている

ランタノイド 21 39 57~71 アクチノイド 89~103
 体温をあたためることで血液の流れをよるよくする繊維の開発に成功
 誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)
ICP-MSは、誘導結合プラズマ(ICP)をイオン化源とした溶液試料の元素分析を目的とする質量分析装置である

分析試験結果データー                                    

 
 Laランタン.Ceセリウム Ndネオジウムを練りこんだ繊維    皮膚の炎症 
    血流の改善
 痛みで苦しんでいる 病院通院しているがよくならない人にはお試しください

テープ付

サイズ200mmX250m1枚
¥3800税別)送料無料 メールで注文
500mmX400mm ¥7800税別)送料無料メールで注文
   500mmX500mm 1枚
¥9800税別)送料無料メールで注文
    
  テラヘルツ加工 放射線濃度 希望にあわせて製造 
7800 Cpmまでできますメール FAX 077-589-4892

テラヘルツ加工 放射線濃度 3120CPM 
  ガン細胞を弱らすこと
テラヘルツ加工 放射線 最高濃度7800CPM 
ガン細胞死滅(放射線は体を突き抜けるが テラヘルツ波の分質は深さ100mm程度浸透する)
700mmX70mm程度 
3120PM  張るためのテープ付き
ガン細胞 痛み改善 永遠に放射線がでますので細胞が活発にならないのです
(放射線はレントゲンでつかいます)
放射線治療 バンソコみたいに貼るだけです 痛みのあるところ貼ってみてください
     5分程度で体感できます

 1秒間に1兆回振動するテラヘルツ
テラヘルツとは
テラヘルツ波は、「光」と「電波」の中間領域の電磁波です1秒間に1兆(=テラ)回の分子振動がある帯域に位置する
この周波数域に大きな可能性が分かってきたのは、最近のことです。
テラヘルツ波をとらえたり、出力する問題がクリアされたことで、様々な分野で活用され始めました。宇宙観測の分野では、
宇宙から届くテラへルツ波を観測する巨大電波望遠鏡が、日米欧の国際協力によって南米チリで建設中です。
医学の分野では、テラヘルツ波を身体に透過させることで、ガン細胞の位置を特定させる実験が成功しています。
自然界で最もテラヘルツ波の放射が多いのは、実は人間の赤ちゃんです。
赤ちゃんは放射量が多いうえに平均放射率も高いと言われています
しかし、年齢を経て生命力が衰えてくると、放射量と平均放射率は低下します。また、不調に陥っている内臓なども、放射量・平均放射率ともに低下します。
植物や動物についても人体と同様で症状が見られます。また、食品についても鮮度が高いものは放射量・平均放射率ともに高いことが分かっています
。こうした事実から分かるのは、生命活動の活発さはテラヘルツ波の放射量・平均放射率で表すことが可能であるという事です
このように生命エネルギーと密接に関わっているテラヘルツ波を自在に高めることが出来れば、
体調を整えたり、生命エネルギーを増進したりする可能性を秘めています。

テラヘルツ波と遠赤外線の違い
テラヘルツ波とは、光と電波の中間に位置する、これまで利用が困難であった“未開拓領域”の電磁波です。テラヘルツ波は電波の様に物質を透過し、
光の様に直進する性質を持っているので人体に安全でありながら半導体・紙・プラスチック・ゴムなどを透過する性質から、X線などに変わる検査装置として、
世界中から高い注目が集まっています。現在、成田空港では、テラヘルツ波を使ったパッシブテラヘルツ全身検査システムがあり、隠蔽物(麻薬・爆発物
・金属・非金属・セラミック・プラスチック)を画像化し、今までのX線とは違い、人体に無害なシステムとして導入されています。遠赤外線の浸透波長というは、
実は物質の原子・分子が振動している現象です。この熱による振動の周期と同じ周期、周波数の光を当てると物質は大変よく加熱されます。それが赤外線の領域です
。遠赤外線に対してはほとんどの物質が不透明で、吸収自体は表面近傍で起きているのが普通です。光のまま奥まで伝わるという事はありません。
遠赤外線は分子振動などに吸収され物質の表面を構成している分子の振動に吸収し、内部まで浸透しません。
テラヘルツを使用すると遠赤外線以上に波長が大きいので、遠赤外線以上に体の芯まで温まります。体温が上がり、今まで表皮しか温まらなかった
遠赤外線以上に温まるので、血流が良くなり、いろいろな病気の予防と改善に利用できます。NASAの研究結果として、太陽光線の遠赤外線領域の
4~14ミクロンの波長は、人体の分子との共振作用により細胞の新陳代謝の促進効果があると報告され、「育成光線」と呼ばれています。テラヘルツ波は
、人体を構成している水の分子の固有振動数に近いと言われており、テラヘルツの周波数の電磁波を受けると水の分子が共振し、クラスターが小さくなります。
その結果、血流・細胞の活性化が良くなるため、健康を維持できると言われています。
 戻る

6.12がんとポリープ

ポリープはイボのような突起物

ポリープは、細胞が異常に増殖して臓器の粘膜上に隆起してできた突起物です。大腸や胃のような管状、あるいは袋状の臓器に出現する一方で、肝臓や、すい臓のような中身が詰まっている臓器には出現しないとされています。
種類としては、声帯などにできる呼吸器のポリープ、大腸や胃などにできる消化器系ポリープ、そして子宮頸管や子宮内膜にできる女性特有のポリープがあります。
また、遺伝子の変異によってできたものを過形成性ポリープといい、遺伝子に変化のない炎症が原因でできたものを炎症性ポリープと呼んでいます。
ポリープは小さいうちは問題ないことが多いのですが、大きくなってポリープ自体がねじれたり炎症を起こしたりすると、痛みや出血をともなうことがあります。
一般的に、ポリープはある程度大きくなりますが、成長が止まれば心配はないといわれています。しかし、大腸にできる腺腫性ポリープ、胃にできる腺腫性ポリープと過形成性ポリープは、がん化する可能性も確認されています。
腫瘍は過剰に増殖した異常な細胞の塊
遺伝子レベルの変異によって異常な細胞が発生し、その細胞が過剰に増殖したものが腫瘍です。腫瘍には悪性腫瘍と良性腫瘍があります。

良性腫瘍

増殖した細胞の塊がその場に留まり、ほかの細胞への浸潤が見られないものを良性腫瘍といいます。通常は転移しないため、大きくなるようであれば治療をして適切に処理すれば、影響が全身におよぶことはほとんどないようです。また、命に関わる状態になる可能性は低いとされています。なお、ポリープも良性腫瘍の一種です。
良性腫瘍には、一般的に知られる子宮筋腫をはじめ、胃腸や乳腺などにできやすい腺腫や、背中や肩の脂肪細胞が増殖したこぶ(脂肪腫)などがあります。

悪性腫瘍

悪性腫瘍は、がんのことです。周辺の細胞にまで深く浸潤し、異常な細胞が増えて広がります。そのスピードも速いものがほとんどです。
悪性腫瘍は、体内の器官や臓器をはじめ、皮膚、神経、生殖細胞など、体のどこにでも発生すると考えられています。また、発生した部位に留まらず、ほかの部位に転移する可能性が高いことが特徴です。
悪性腫瘍は増殖の制御がきかず、大きく広がると周りの細胞に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなってしまいます。やがて全身に影響がおよぶと体力の低下や体調の悪化などが進み、早急に見つけて対処をしないと命にかかわる状態になります。

良性腫瘍と悪性腫瘍は「感触」が異なる

良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは、その「感触」にも大きく現れるようです。

良性腫瘍は境界が明確

良性腫瘍を触ったときに感じる硬さはさまざまです。一般的には周囲との境い目が明確で、形が整っています。腫瘍部分を指先で軽くつまんで動かすと、グリグリと動きます。

悪性腫瘍は境界がわかりにくい

悪性腫瘍の感触の特徴は独特の硬さで、周辺との境い目が不明瞭なことが多いようです。また、形もでこぼことしていることがあります。指先でつまんで動かしても、周りと一体になっているような感じで、突起した部分だけがグリグリと動くことはありません。

6.13がんと遺伝子

最近の研究によって、がんは遺伝子の変異(異常)によって起こる病気であることがわかってきました。しかし、大部分のがんは親から子へと遺伝するものではなく、加齢やその他の要因によって遺伝子が傷つくことでおこるものです(遺伝子の変異)。ある家系で特定のがんがよく発生する場合、そのがんを「家族性腫瘍」と呼び5%~10%存在するとされています。この家族性腫瘍のなかには、生活習慣が似ることなどが原因と考えられるものがあります。それに対して先天的な遺伝子変異ががんの原因となるものは5%以下とされています。

「がんの家系」という表現を見聞きしたことがある方も多いと思います。遺伝性がんの家系には共通する特徴があります。
まず、1つめは家系に、若いのにがんにかかった人がいるということです。若年性がんには明確な定義はありませんが、乳がんに関しては一般的に34歳以下を指すことが多いようです。しかし妊娠や出産、育児などの生活スタイルから40歳代も若年性乳がんとしてとらえられることもあるようです。
2つめは、家族の中に一人で何度もがんにかかった人がいるということです。これは、同じ臓器にいくつもがんが発生する「多発がん」や、複数の臓器にがんが発生する「重複がん」にかかった人を指します。
3つめは特定のがんだけが家族内で何人にも発生しているということです。
これら3つが遺伝性がんの家系の大きな特徴です。

がんが遺伝する原因

正常な細胞には、がんの働きにブレーキをかけてくれる「がん抑制遺伝子」が備わっています。がん抑制遺伝子は父・母から1つずつもらった染色体からできており、その両方とも変異すると、がん抑制が起こらず、細胞ががん化するとされています。正常な状態ではブレーキが2つあるので、片方が変異してもまだがん化は起こりません。
しかし、父・母から1つずつ染色体を受け継いだ時点でどちらか、または両方に変異があった場合、ブレーキが1つ、またはブレーキがない状態となるので、2つとも正常な人に比べてがんになりやすく、若くして発症する原因にもなるのです。

どこからどこへ遺伝するか

遺伝性のがんが家系の中でどのように遺伝するのかを、細胞あたりのがん抑制遺伝子の変異の数で示して、普通のがんと比較してみましょう。
がん抑制遺伝子の片方に変異がある人(一段目右)の子供は2分の1の確率で変異のあるがん抑制遺伝子を受け継ぎます(二段目)。二段目右から3人目の人は変異のあるがん抑制遺伝子を受け継いでいますが、がんは発症していません。このように遺伝子要素を受け継いでいても、発症には環境要因も影響するので、必ずしもがんができるわけではないのです。一方、二段目の右から2人目の人のように、がんの遺伝子要素を受け継いでいなくても、体の一部で抑制遺伝子が2つとも変異することで、がんができる場合もあります。

がんの遺伝子検査には大きく2種類ある

遺伝子検査には、大きく分けて2つの種類があります。病院で行う遺伝子検査は、遺伝子の変異を見つけて遺伝性がんのリスクを特定するもの。一方、郵送キットを使用して家庭でも行える遺伝子検査は、遺伝型をグループに分けて、統計を元にがんやその他の病気になりやすさを数値で現わしたものです。
  1. 病院で行う遺伝性のがんを調べる検査
    • 検査方法:血液採取
    • 検査内容:遺伝性がんのリスクの評価、5mm以下の微細ながん細胞の発見
  2. キットで行う生活習慣に左右されるがんのみ調べられる簡易検査
    • 検査方法:唾液を採取し専門機関に郵送
    • 検査内容:遺伝子型を特定し、膨大なデータと照合し、同じ型を持った人がどんながんにかかりやすいか、病気の傾向とリスクを判定

費用


遺伝子検査は基本的に保険適用外となります。郵送キットと病院での検査では検査方法、解析内容、解析項目数が異なるため、病院検査のほうが費用は高くなります。また、病院検査だけを比べても解析項目数の違いに応じて費用は数万円から数十万円と大きく異なります。
郵送キットの遺伝子検査は、遺伝性がんの有無を特定することできませんが、一般の人でも手軽に遺伝子検査をすることができます。郵送キットの遺伝子検査のデメリット、メリットは以下になります。

郵送キットを用いるデメリット

  1. 結果によって心理的負担になる可能性がある
  2. 会社ごとによって、結果が異なる場合がある。
  3. がんになるリスクは分かっても、遺伝性かどうかはわからない
  4. ※①②は病院で行う遺伝子検査にも該当します
また、検査結果は自分だけでなく親や子にもかかわるので、情報を共有する範囲や時期も決定しておく必要があります。

郵送キットを用いるメリット

  1. 結果を共有することで家系全体での早期発見につながりやすい
  2. 個人でも簡単に安く検査を受けることができる
  3. すぐ生活に活かしてリスク対策に役立てる
  4. 画像診断や内視鏡検査に比べて身体的負担が少ない
  5. がん保険の加入の検討に役立つ

がんの遺伝子治療の現状と効果


日本では、がんの治療というと、手術や抗がん剤、放射線による治療が主流になりますが、アメリカをはじめ諸外国では、がん発生の元となる遺伝子の変異を減らしていく「がん遺伝子治療」が進められています。
この治療法は耐性(治療がきかなくなること)がほとんどなく、正常細胞へのダメージも与えないなど副作用が非常に少ないといわれており、従来の治療法以上に安全で治療効果が期待できるのではと考えられています。しかし、日本においてのがん遺伝子治療はまだ治験段階のため、一部の医療機関でしか受けられないのが現状です。

がんを予防するには

がんは対策を行うことで、発生するリスクを抑えることができる病気です。これさえ食べれば、これさえ守れば、という絶対の予防法はありませんが、がんを予防するにはバランスを取りながら総合的に生活習慣を見直すことが大切です。

現状において日本人に推奨できる科学的根拠に基づくがん予防法
喫煙
たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
飲酒
飲むなら、節度を保つ
食事
食事は偏らずバランスよくとる。
・塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。
・野菜や果物不足にならない。
・飲食物を熱い状態でとらない。
身体活動
日常生活に運動を取り入れる。
体型
適正な体重を維持する。
感染
できれば医療機関などで肝炎ウイルスやピロリ菌検査を受けるようにする。


6.14がんとストレス


国立がん研究センターは19日、常に高いストレスを受けていると感じている人は、ストレスが低い人よりがんになるリスクが高いとの調査結果をまとめた。ストレスとがんの関連は男性で強くみられ、臓器別では肝臓がんと前立腺がんでストレスが高いと発症リスクが上がった。大規模調査でストレスとがんの関係が明らかになったのは初めてという。
研究チームは40~69歳の男女について1990年代から2012年まで追跡調査した。追跡期間は平均17.8年。調査開始時と5年後に日ごろ受けるストレスの程度を聞いた。2回とも回答したのは7万9301人で、このうち1万2486人ががんを発症した。
2回の答えから、ストレスを受ける度合いを6グループに分類した。長期にわたり多くのストレスを受けていると感じている人のグループは、ストレスレベルが最も低いグループより、がんになるリスクが11%高かった。
男女別にみると、男性はがんになるリスクが19%も高くなった。女性は同7%だったが、統計学的な有意差はなかった。
同センターの井上真奈美・コホート連携研究部長は「ストレスを受けることが多い男性は喫煙や飲酒をしている傾向が女性より強く、こうした生活習慣の違いで男女差が生じた可能性がある」と分析する。ただ現時点ではストレスががんを引き起こす詳細な仕組みは分かっていないという。

6.15がんとウイルス

がん細胞だけを破壊する特殊なウイルスを使い、全身に転移したがんを治療する方法を開発したと、岡山大のチームが発表した。抗がん剤が効かないがん患者への新たな治療法として実用化を目指すという。論文が英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
このウイルスは、岡山大のチームが、風邪の原因となるアデノウイルスの遺伝子を操作して開発した。がん細胞に感染すると、細胞内の酵素に反応して1日で10万~100万倍に増え、内側から破壊する。正常な細胞に感染した場合は増殖しないため、副作用は少ないとみられる。
 岡山大では既に、このウイルスを使った臨床研究を進めており、抗がん剤治療や手術ができない食道がん患者の腫瘍に直接ウイルスを注射したところ、一部の患者で腫瘍が消えるなどの効果があった。
 だが、成人のほとんどはこのウイルスに対する免疫がある。全身に転移したがんを治療するために血液中にウイルスを注射して全身に行き渡らせようとすると、免疫によってウイルスが排除されてしまうという課題があった。
 チームは今回、細胞膜と同じ成分のリン脂質から、40~50ナノ・メートル(ナノは10億分の1)のカプセルを作製。このカプセルにウイルスのDNAを組み込み、マウスの血液に注射する実験を行った。
 その結果、免疫からウイルスを隠すことができた。このカプセルが血液で運ばれ、がん細胞の中に入り込むと、DNAをもとにウイルスが増殖し始めることを確認できた。がん細胞を破壊する効果も期待できるという。
 岡山大の黒田新士しんじ助教(消化器外科)は「全身の血液中に長い間このカプセルがとどまれば、がんが全身に転移した患者にも有効だ」と話している。
 ウイルスを利用したがん治療は近年注目されている。米国では2015年、唇に水疱すいほうができる原因となるヘルペスウイルスを使った製剤が、皮膚がんで承認されている。

6.17 がんと丸山ワクチン





丸山ワクチンの4つの特長について述べておきましょう。

(1)副作用がほとんどない
(2)延命効果がみられる
(3)自覚症状の改善が図れる
(4)ガン腫の増殖が抑えられる

(1)副作用がほとんどない丸山ワクチンは細胞に対して毒性を持たず、副作用の心配がほとんどありません。どのような段階のガンであっても、また、患者さんの体の衰弱がみられるときでも、長期にわたって安心して使うことができます。進行したガンの患者さんで、10年、20年とワクチンを続けておられる方も多数見受けられます。患者さんにとって最大の利点です。

(2)延命効果がみられる
現在、ワクチンを使う患者さんの中には末期ガンと呼ばれる段階の方が多数いらっしゃいます。その多くは、体が弱っていたりガンの転移が広範囲に及んでいたりして、手術療法や放射線療法などの治療法を選択できない患者さんです。そうした患者さんが丸山ワクチンで 5年、10年と長期延命できることは非常に大きな意味をもっています。

(3)自覚症状の改善が図れる
ガンが進行すると痛みや貧血など、患者さんにとって大変つらい症状が現れてきますが、丸山ワクチンにはその痛みをやわらげる作用が期待できます。自覚症状が改善されることで、たとえ体内にガンが残っていたとしても、患者さんは通常の生活を送ることができるようになります。

(4)ガン腫の増殖が抑えられる
ワクチンを続けていくと、コラーゲン(細胞と細胞をつないでいる線維状のたんぱく質)が増殖しガン細胞を封じ込めます。ガン細胞が周囲の組織に侵入しようとしても、コラーゲンの線維が追いかけてガン細胞包囲網を作ります。この「封じ込め」作用が、ガンを縮小し、場合によっては完全に消し去ることもあります。
ページのトップへ▲



●治療実績をあげる丸山ワクチン
1964年に丸山ワクチンがガン治療の現場で用いられるようになって50年以上の年月が経過しました。ワクチンの治験は、国公立の病院をはじめ全国の病・医院で実施され、丸山ワクチンの投与を受けた患者さんの総数は2015年12月末で399,787人に上っています。

図は手術でガンを取りきれなかった患者さん126名を対象に、抗ガン剤のみの治療(Aグループ)と抗ガン剤と丸山ワクチンの併用治療(Bグループ)の2群に分けて生存率を調べたものです。治療を開始して50カ月の生存率は、ワクチンを併用したグループは、抗ガン剤のみのグループより15.2%高く、これはワクチンを併用すれば1000人あたり152人の割合で延命効果があることを意味しています。






●ガンの増殖を抑える丸山ワクチン
そもそもガンはどういう病気なのか
人体はおよそ60兆個の細胞が集まってできています。ガンは、この膨大な数の正常細胞のうちのたった一つの細胞が、ガン細胞に変化するところから始まります。正常細胞がガン細胞に変わると、次のような特徴を持ちます。

<無限に増殖する>
ガン細胞は宿主(患者さん)から栄養をとれるだけとって、ひたすらふえ続けようとします。

<浸潤する>
ガン細胞はたんぱく質を破壊する酵素を出し、周囲の組織や臓器の壁を食い破って体の奥深くへ侵入し広がっていきます。

<転移する>
ガン細胞は群をなすまでに成長すると、血液やリンパ液に乗って体の別の場所へ移動し、移動した先々の組織や臓器を破壊していきます。

こうした性質はガンが成長するに従って現れてきます。ガンはその成長過程に即して、「早期ガン」「進行ガン」「末期ガン」に分けることができます。早期ガンのなかでもごく初期のものは「初期ガン」、また、現在はガンではないけれどもほうっておけば将来ガンになる可能性があるものを「前ガン病変」と呼びます。

早期ガンとは、ガン細胞はあるけれどもまだ浸潤や転移は起こっていない状態です。したがって、手術でガンを確実に取り去ることができ、完治も期待できます。

治療が難しくなるのは、浸潤、転移が起こる進行期以降です。この時期では、ガンが体のあちこちに転移していることが多く、手術によって完全にガン病巣を取り除くことが非常に困難となります。また、ガン細胞が広がるにつれて、臓器や組織の正常な働きが侵され、患者さんの全身状態も悪くなるという問題も生じます。

このようにガンは進行するにしたがって性質が変わっていくので、治療の取り組み方も初期、早期と進行期以降ではおのずと異なってきます。

ガン治療の三大療法
ガン治療の三大療法といわれているのが「手術療法」「放射線療法」「化学療法」です。丸山ワクチンを用いる治療法は第四の療法と言われる「免疫療法」に属します。

<手術療法>
ガンを排除するという点で、病巣が限局している早期には最も理にかなった治療法で、完治する例も数多くみられます。ガンが進行し、肉眼で見ることのできない小さなガンが散らばっている場合、手術で完全に取り除くことは難しくなります。

<放射線療法>
技術は格段に進歩し、高い治療効果を上げています。被曝線量は以前に比べかなりコントロールできるようになっていますが、他の治療法と同様、ある程度の副作用(白血球の減少、吐き気、食欲不振、手足のむくみやしびれ、皮膚のかゆみやただれ)が見られることがあります。

<化学療法>
薬(いわゆる抗ガン剤)でガンを破壊する治療法です。ただし、一般に抗ガン剤は副作用の強いものが多く、腫瘍を小さくできる反面、嘔吐、発熱、全身倦怠、白血球減少などの副作用は患者さんの体を衰弱させます。副作用の影響を考えると、ガンが進行し患者さんの体力も弱っている場合、抗ガン剤の使用には慎重な検討が必要です。
三大療法はいずれもガン細胞を排除・攻撃するという点に主眼がおかれています。医師はガンの種類、進行度、患者さんの体の状態に応じて、これらの治療法の中のいくつかを組み合わせて治療を行います。早期ガンであれば、ガン細胞の数が少ないうえに発生した場所も限られているため、病巣をねらい撃ちするこれらの局所療法は大いに効果を発揮しますが、ある程度副作用が伴い、また、ガンの進行期以降には効力を発揮しきれないという限界もあります。


丸山ワクチンの働き
丸山ワクチンは免疫※の働きを調節することによって、間接的にガンの増殖、浸潤、転移を阻みます。すなわち、リンパ球やマクロファージ(生体内の異物をたべてしまう細胞)、ナチュラルキラー細胞(リンパ球の一種で直接ガン細胞を殺す細胞)などが活性化し、様々なサイトカイン(生理活性物質、例えばインターフェロン)が誘導されることによってガンにとって環境が悪化し、ガンは自滅していくわけです。

もう一つ大きな作用としては、コラーゲン(体内の細胞と細胞の間を埋める結合組織)の増殖作用があります。ワクチンの注射によって、多量のコラーゲンがガン細胞の周囲に作られ、ガンを封じ込めてしまいます。同時に、ガンの栄養補給路もコラーゲンが遮断してしまい、ガンの増殖、転移を阻止します。
※免疫:
 人体には侵入してくる細菌やウィルス、ガン細胞など、体に不利益をもたらすものを処理しようとする防衛能力が備わっています。この防衛システムを免疫といいます。しかし、ガン細胞はリンパ球が「敵」と見破るためのきわだった抗原を持たず、監視網をくぐりぬけて増殖します。
ページのトップへ▲



●幅広い部位のガンに使用されている丸山ワクチン
免疫療法であるので、ガンの部位・種類を問わず対象になりえます。
ページのトップへ▲



●丸山ワクチンの治験を受けられる病院
病院の指定や制限はありません。全国どこの病院、医院、診療所でも治験は受けられます。医師の了解が得られましたら、治験承諾書、SSM治験登録書を書いていただき、お申し込みください。

治験承諾書等リンク→
ページのトップへ▲



●有償治験薬とは
治験とは、開発された新薬を厚生労働省が承認するのに十分な要件(有効性があるか、副作用はないかなど)を備えているかどうかを、一定の条件(病名、病状、併用薬など)に適合した実際の患者さんに使ってテストすることです。いわば実験ですから、治験薬は本来無償で提供されます。しかし丸山ワクチンは、限定された方だけではなく、希望されたガン患者さんは、主治医あるいは担当医の承諾が必要ですが、どなたでも使うことができます。この点から、特例として1981年厚生省(当時)は、費用を患者さんに負担して協力していただく治験薬=有償治験薬ということを認めました。
6.18がんと遠赤外線治療
人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる新しい治療法の開発が、世界の注目を集めている。
「近赤外光線免疫治療法」と言い、米国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の小林久隆・主任研究員が開発した。がん患者を対象にする臨床試験も順調に進み、2~3年後の実用化を目指している。
がん治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3つがあるが、外科手術は患者の身体への負担が大きく、他の2つは副作用がある。転移・再発防止などにも課題があった。
これに対し、小林氏の開発した新しい治療法はがん細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのがんに適用できる。やっかいな転移がんにも有効だ。副作用がなく、必要な設備や薬品は安価なので、医療費の削減にも大いに貢献しそうだ。
オバマ大統領が2012年の一般教書演説でこの治療法の発見を取り上げ、「米国の偉大な研究成果」として世界に誇ったことを覚えている方も多いだろう。
その後順調に研究開発は進み、NCIで20年越しの研究が大詰めを迎えている小林氏に、この治療法の効果や革新性、将来展望などを伺った。
近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される
――近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法だと思います。その仕組みや特徴について、分かりやすく説明していただけますか。
小林 この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質(IR700)を付け、静脈注射で体内に入れます。抗体はがん細胞に届いて結合するので、そこに近赤外線の光を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。
近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。治療には近赤外線のうち、波長がもっとも短く(700ナノメートル:nm、1nmは10億分の1メートル)エネルギーが高い光を使います。IR700はフタロシアニンという色素で、波長700nmの近赤外線のエネルギーを吸収する性質を持っています。その化学反応で変化したIR700ががん細胞の膜にある抗体の結合したたんぱく質を変性させ、細胞膜の機能を失わせることによって1~2分という極めて短時間でがん細胞を破壊します。その様子を顕微鏡で見ると、近赤外線の当たったがん細胞だけが風船がはじけるようにポンポンと破裂していく感じです。
図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ
図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ

これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった

――これまでのがん治療法は副作用が患者さんの悩みでしたが、この点はいかがでしょうか。
小林 この治療法には、ほぼ副作用はなく、安全性が確認されています。これはとても重要なポイントです。
そもそもがん以外の正常細胞には抗体が結合しないので、近赤外線が当たっても害はありません。また抗体が結合したがん細胞でも、この特殊な近赤外光が当たらなければ破壊されません。つまり抗体が結合して、かつ光が当たったがん細胞だけを破壊するという高い選択性を持つ治療法なのです。これほど選択性が高いがんの治療法は過去にありませんでした。
近赤外線はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使われるおなじみの光です。可視光と違って人体をある程度深くまで透過しますが、全く無害です。
抗体は、米国食品医薬品局(FDA)ががん治療に使うものを20数種類認可しており、毒性が少ないことが証明済みなので、現在は、まずこの中から選んで使っています。IR700は、本来は水に溶けない物質で体内に入りませんが、中にシリカ(ケイ素)を入れて、水に溶ける性質に変えています。1日で尿中に溶けて排出されるので、これも人体には無害です。

全身のがんの8~9割はこの治療方でカバーできる

――この治療法はどのような種類のがんに対して有効なのでしょうか。
小林 皮膚がんのような身体の表面に近いものだけでなく、食道がん、膀胱がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど、全身のがんの8~9割はこの治療法でカバーできると思います。
近赤外線の照射はがんの部位に応じて、体の外から当てることもあれば、内視鏡を使うこともあります。がんの大きさが3cmを超えるような場合は、がんの塊に細い針付きのチューブを刺し、針を抜いて代わりに光ファイバーを入れ、塊の内側から近赤外線を照射します。
話が少しそれますが、この治療法は再生医療にも役立ちます。例えばiPS細胞で臓器や網膜用のシートを作るとき、中に悪い細胞がごく一部混じり込んで発がん性を示す心配があるのですが、そこにこの抗体をかけて光を当てれば、悪い細胞を一瞬ですべて破壊して取り除くことができます。他の正常な細胞にはダメージがなく、安全なiPS細胞シートや人工臓器を作ることが可能になるのです。

現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性

――臨床試験はどの段階まで進んでいますか。また実用化の承認が得られるのはいつ頃の見通しでしょうか。
小林 臨床試験の認可はFDAから2015年4月に出ました。治療法の毒性を調べるフェーズ1は、頭頸部の扁平上皮がんの患者さん10人を対象にして行い、全く問題なく終わりました。この10人はがんの手術をした後に放射線治療や化学療法をやっても再発し、どうしようもなくて、私たちの臨床試験に参加した方たちです。
現在は30~40人の患者さんを対象に治療効果を調べるフェーズ2に入ったところです。この治療法には副作用がなく、抗がん剤のような蓄積量の上限がないので、何回でも繰り返し治療することができます。実際にフェーズ2では、既に一度で治りきらなかった患者さんに繰り返しの治療を行っています。
この先、一般的には従来方法との比較検討をするフェーズ3に進むのですが、もしフェーズ2で顕著な効果が出れば、フェーズ2を300人程度まで拡張してフェーズ3を省略し、治療法としての認可を受けられる可能性があります。私としてはこの過程を経て2~3年後に実用化する計画です。
転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

――この治療法は近赤外線を当てたがんだけでなく、別の場所に転移したがんにも有効ということですが、どういうメカニズムが働くのでしょうか。
小林 転移がんについては、2つの方法を使います。1つは今お話した、がん細胞に光を当てる方法です。この方法でがん細胞を壊すと、いろいろながんの抗原(壊れたタンパク質)が一斉に露出します。すると、正常の細胞は全く治療の影響を受けませんので、すぐ近くにいる健康な免疫細胞がこの抗原を食べて情報をリンパ球に伝えます。リンパ球は分裂して、その抗原を持つ他の場所にあるがん(転移がん)を攻撃しに行きます。これが転移がんに対する免疫を活性化する主要な仕組みです。
もう1つは、昨年パテントを申請し、今年8月に論文として発表したばかりですが、がん細胞を直接壊すのではなく、がん細胞の近くにいる免疫細胞ががん細胞を攻撃することを邪魔している免疫抑制細胞の中で主要な細胞である制御性T細胞を叩く方法です。この方法では、IR700を付けた抗体を制御性T細胞に結合させ、近赤外線を当てて壊します。するとがん細胞の近くにいる免疫細胞は邪魔者がいなくなるので直ちに「OFF」から「ON」に切り替わり、数十分のうちに活性化してがん細胞を壊します。さらに血流に乗って全身を巡り、わずか数時間のうちに転移がんを攻撃し始めます。がん腫瘍内にいる免疫細胞はほとんどすべて、がん細胞のみを攻撃するように教育されており、免疫の効きすぎが原因になる自己免疫疾患のような従来の免疫治療で起こる副作用は起きないので安心です。
図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み
図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み
この2つの方法のうち、制御性T細胞を破壊するほうが、転移がんへの効果が大きいことが分かっています。この治療法はすでにマウスでの前臨床試験が終わり、NIHがパテントを取ってベンチャー企業にライセンス供与しています。私たちも常に技術面で支援していますが、今後はその企業が臨床治験の開始へと全力を挙げてくれると思いますし、それが米政府のライセンス供与の条件にもなっています。
最終的には、患者さんの病状や進行状態に応じて、この2つの仕組みの治療法を適善に組み合わせて、それぞれのがん患者さんを治療することになるでしょう。

費用は安く、日帰りの外来治療でOK

――今どの国でも医療費の増大が問題になっています。新しい治療法が近赤外線、IR700、市販の抗体と、いずれも身近にあるものを使って安価に治療できるのは大変な魅力ですね。
小林 その通りです。とても安く治療できます。近赤外線はレーザー光発生装置で発生させますが、機器自体の値段は約300万円ぐらいですから、普通の医療機器に比べれば2桁ぐらい安い。しかも日帰りの外来治療で済み、入院してもせいぜい1泊で済みます。臨床治験で治療を受けた患者さんに聞くと、「この程度の体の負担で済む治療であれば、是非またやってください」というような感じです。患者さんが恐れることなく受けられる治療に仕上げることも、この治療を開発する中で目指してきた大きなポイントの1つです。
この治療法が普及すれば医療費の削減につながり、医療費の増加に悩む社会にとって大きなメリットになるでしょう。
――将来的には、外科手術で取り残したがんも、この治療法を用いて再発を防ぐことを検討されているとのことですが、見通しはいかがですか。
小林 まだ実験中ですが、脳腫瘍についてはドイツのフライブルク大学、ケルン大学と共同研究しています。脳の手術では体の機能を失ったり、人格が変わってしまったりしないように正常な脳神経を残さねばならず、がん細胞と正常細胞が混ざった部分を完全に取り除くことはできません。この治療はこうしたケースで、取り切れなかったがん細胞の除去に最も良く応用できると考えています。
また、すい臓がんについてはオランダのフロニンゲン大学が熱心に取り組んでいます。すい臓がんも手術で取り切れないケースが多いために再発率が30~40%と高いのです。
脳腫瘍もすい臓がんも、手術した個所はがん細胞が露出しているため近赤外線の照射で取り残したがん細胞の処理をしやすく、外科の先生たちが積極的に臨床応用へと研究を進めてくれています。

ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ

――お話を伺っていると、がん治療を根本から変える画期的な治療方法に、思わず元気がわいてきます。
小林 手前みそになりますが、これまで開発されてきた多くの治療法の中で一番いい方法ではないでしょうか。正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを破壊するのは理にかなっています。また、体にやさしいように局所のがんを治療することによって、全身の転移がんも治す治療法は、これまで存在していませんでした。
患部がとてもきれいに治ることもこの治療の特徴です。私は臨床医時代に放射線治療もしていましたが、がんの治療後に「瘢痕(はんこん)」という収縮した硬い傷跡が残るのが悩みでした。がんが治ってもこの瘢痕のために食道などが詰まってしまったりして、患者さんに大きな負担になっていました。その点、この新しい治療法ではかん細胞だけを壊すため、組織の再生に必要な組織幹細胞が健常なまま残ることで、組織再生がスムーズに進みます。
――オバマ大統領が2012年2月の一般教書演説でこの治療法を称賛したのは、NCIが絶対の自信をもって推薦したからでしょうね。
小林 NCIは政府直轄の研究機関ですから、さまざまな情報を絶えずホワイトハウスに届けています。我々もネイチャーやサイエンスのような専門誌に論文を出した場合は、必ず短文の報告を上部に提出する義務があります。
NCIの研究者ががんの全く新しい治療法でパテントを取るケースは少ないので、ホワイトハウスも注目したのだと思います。2011年にネイチャー・メディシン誌に発表した後、上部に報告しましたが、何の音沙汰もありませんでした。変だなと思っていたら、大統領演説のインパクトを出すために、外部に漏れないようわざと黙っていたのだと、後で知りました。

生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある

――先生はNCIで約20年間の研究生活を送られていますが、治療法のアイデアを得たのは何がきっかけだったのでしょうか。
小林 私は医学生だった1984年ごろから免疫抗体の研究をしてきたので、もう32年になります。20代のころは、「抗体がこれだけがん細胞にだけぴったり結合するなら、抗体に薬品や放射性同位元素を付けて運べば、がんの治療が簡単にできるはずだ」と単純に考えていました。
しかし、現実はそんなに簡単ではありませんでした。薬品には副作用があるし、放射性同位元素によって人は被曝するので、正常細胞も悪影響を受けます。つまり安全性にまだ多くの課題があり、いまだにがんの患者さんを治すまでに至っていません。
そこで、がん細胞だけに効いて、他の正常細胞には毒性がない治療法はできないだろうかと考え始めたのが2001~2年頃です。まず試みたのは、がん細胞にがん細胞のみでスイッチが「ON」になる蛍光試薬をかけて、がん細胞のみを光らせることでした。東京大学の浦野泰照先生と共同研究し、2007~8年ごろに成功しました。
がん細胞が光るのはエネルギーががん細胞からのみ光として放出していることを意味します。そのエネルギーをうまく転用すれば、がん細胞だけを殺すことができるのではないか。そこで薬品を少し変えて光を当て、そのさまざまな光化学反応によってがん細胞を選択的に殺すという方法を検討した中で、この近赤外光線免疫療法に行きつきました。他の細胞を傷つけることなくがんを治療するためには、体の奥まで透過する近赤外光が必要でしたので、近赤外光を吸収するいろいろな化学物質をさまざまな方法で抗体に結合させた化合物をスクリーニングし、その中で最も効率よく目的の細胞を殺すことができる薬剤を選択すると、最後に現在の方法で抗体とIR700とを結合させるという組み合わせに確定できたわけです。
――こうした画期的な研究成果を上げることができた主な要因は何だったとお考えですか。
小林 NIHでは研究の自由度が高いことだと思います。純粋に好きな研究に没頭することができました。がん細胞が死ぬ現象は生物学ですが、そこへ至る過程はすべて物理学と化学です。こういう融合領域では通常は競争的な研究資金は取ることが難しいし、研究資金を許可された以外の使い方をすると罰則があります。米国でもNIHだからこそ可能な研究だったと思います。
融合領域にはいろいろな新しい可能性のある研究テーマが残されていると思います。私の研究はすでに分かっていることのみを統合しただけとも言えますが、出来上がりはこれまでにないがん治療法になりました。

臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点

――先生は臨床医を11年間務めた後で研究者に転身されたという珍しい経歴をお持ちです。若い世代の臨床医や研究者たちに向けて一言メッセージをお願いします。
小林 臨床では放射線診断と治療をしていましたが、同時に「患者に役立つ研究」を志していたので、現場を知ることにはとても大きな意味がありました。もし最初から研究の道に入っていたら、現場で何が問題になっているのか分からなかったでしょう。その点、私は感覚的に問題意識をはっきり持つことができました。
研究者が臨床をやることはちっとも回り道やマイナスなことではなく、問題意識を持っていれば必ず研究に役立ちます。立派な基礎研究をしている研究者でも、臨床の問題を認識している人はとても少ないのです。若い人には頑張ってほしいし、私も、「がんはもう怖い病気ではない」と言える社会がくるよう努力を続けます。

0 件のコメント:

コメントを投稿