第3報 半重力と振動、波動の関係 論文

第3報 半重力と振動、波動の関係 
はじめに
以下の論文では反重力に関する論文から振動力学を説こうとする試みである。
最初に反重力について現状の知識を得よう
第1章ビーフェルド・ブラウン効果による反重力原理
イオンクラフトが浮上・飛行する原理を調べると「ビーフェルド・ブラウン効果」というものが出てくる。イオン風の発生現象である。イオン風とは、高圧放電により発生したイオンに衝突された中性分子(ここでは大気分子)が生む気流のこと。
主にトマス・タウンゼント・ブラウン (Thomas Townsend Brown) という人物がそう主張していたからなのだが、イオンクラフトには謎の力(反重力?)が働いているとされることもあったらしく、胡散臭い説明をあちこちで見かける。ここでは Wikipediaで参考文献として挙げられていた検証論文の一部を和訳してみた。タイトルを訳せば「ビーフェルド・ブラウン効果:コロナ風現象の誤解」となる。
その理論的起源は1920年代初頭までさかのぼるが、ビーフェルド・ブラウン効果は、高電圧にさらされたキャパシタ構造が推力の発生原因であると信じられていた。その推力はコロナ風現象とは無関係で、真空中でも存在すると主張されていた。これは特許だけで公開されており、非常に高度な推進コンセプトを扱った最近の出版物にまで生き永らえていた。ブラウンのものや類似の案件だけでなく、ビーフェルド・ブラウン効果に関しての信頼できる理論的・実験的研究も評価した。さらに、コロナ放電に関連しない推力を調べる実験をおこなった。推力は実験の精度内で検出されなかった。これは異常なビーフェルド・ブラウン力に新たな境界を引く。測定では、このような異常な力がコロナ風現象より少なくとも5桁以上小さくなければならず、従来の電気推進スラスタと比較して少なくとも2桁高い電力推力比を有していなければならないことを示している。したがって効果が存在したとしても、宇宙推進として魅力的ではないだろう。得られた結果は、コロナ風の効果が重力と電磁気との間で誤って解釈されたことを示唆している。

なお、キャパシタというのはいわゆるコンデンサのこと。コロナ風はイオン風と同じもの……というかおそらくコロナ放電に伴うイオン風がコロナ風と呼ばれるのだろう。もしイオン風ではない謎の力が発生しているなら、大気分子のない(または極めて少ない)真空中でも推力が出るはずだが、そうはならなかったということである。
続いて以下の序論 (Introduction) を読んでみると、 NASA が1996年から2002年にかけて実施した画期的推進物理学プログラム (BPP) に関連して調査されたということがわかる。このプログラムではワープ推進を始めとした「将来の宇宙推進に使える可能性があるかも?」というネタを怪しいものからまともなものまで片っ端から調べたらしいので、取り上げられた理由は納得できる。訳文では「特許請求の範囲」のことを「特許書類」とした。
宇宙船に搭載された推進剤はその全体質量の大部分を占めるため、少なくとも既存の電気推進スラスタに匹敵する推力レベルの推進剤不要な推進方法なら、現在の宇宙探査コストを飛躍的に削減することができる。この目標を目指して開発された従来のコンセプトでは、電磁テザー(地磁気を利用)か光子(太陽帆やレーザー推進)を使う。NASA は宇宙推進に利用できるような、例えば重力と電磁気の間にありそうな結びつきといった、より投機的で新奇なコンセプトを調査するため、1996年に画期的推進物理学プログラム[1]を開始した。よく大衆文学やインターネットのホームページに記されているのはビーフェルド・ブラウン効果で、これはまさにそのような結びつきを示し、推進におけるブレークスルーが約束されていると広く信じられている[2]。この効果の説明は特許書類のみに基づいているが、この特許では重力についての知見とは異なる原因をもつとされており、最近の論文や特許(NASAによるものですら)においてビーフェルド・ブラウンの話題を甦らせ、元の特許に繰り返し言及することになっている[3-6]。
本稿では、ビーフェルド・ブラウン効果に関する特許書類を含んだ理論的・実験的研究文献を評価する。また、実験は決定的な問題解決を望んでおこなわれている。その結果だけでなく、これまでの信頼できる研究すべてにおいて、使用する計測器の精度内で、ビーフェルド・ブラウン効果が示すのは重力と電磁気の結びつきではなく、コロナ風現象の誤解である。この現象は、超音速航空機の抗力低減システムや未来型の打上げ装置のような新しい推進コンセプトで実際に使われている。
第2章 トーマスタウンゼンドブラウン ウィキペディアから、無料の百科事典から
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トーマス・タウンゼント・ブラウンは、アメリカのその研究奇妙な電気的効果に彼は強い電場や重力、反重力効果の種類との間の接続を発見したと信じて彼を導いた発明。反重力ではなく、ブラウンが観察したことは一般に電気流体力学、すなわち「イオンドリフト」または「イオン風とも呼ばれる空気中のそれらの運動量を周囲の中性粒子に移す荷電粒子の運動に起因する高電圧を動力とする「イオン推進リフターを製作するアマチュア実験者のコミュニティに影響を及ぼしましたブラウンが反重力、正体不明の飛行物体(UFO)コミュニティで人気があり、多くの陰謀説を生み出すというアイデアを発見したという主張がまだあります彼は物理学者やノーベル賞受賞者のRobert A. Millikanなどの招待客に電気と重力に関する彼の考えを示しました

反重力研究Biefeld-Brown効果電気重力

1921年に彼がまだ高校時代に彼の両親が彼のために準備した実験室で実験している間、ブラウンはCoolidge管2つの非対称電極を持つX真空管で実験している間異常な効果を発見しました電力が管の質量にあったときに、管の正電極を上に向けてバランススケール上に置くと、減少するように見えた。チューブの電極が下を向いていたとき、チューブの質量は増加するように見えました。ブラウン氏は、電気的に重力に影響を与えることに成功していたことを確信していました。1923年のカルテックでブラウンは彼の自宅の研究室にそれらを招待することによって彼の理論について彼の講師を説得しようとしましたが、彼らはほとんど興味を示さなかった。彼はまたマスコミと1924年5月26日版を招待しましたLos Angeles Evening ExpressがBrown氏の記事「重力はプッシュではなくプッシュである」と題した記事を掲載しました。カリフォルニア工科大学ブラウンを終了した後、彼は天文学の教授で一連の実験をしたと主張しデニソン大学で1年間学んポール・アルフレッド・ビーフェルド現代デニソン大学は、彼らが行われているような実験の、または間の任意の関連のレコードを持っていないと主張したがブラウンとビフェルド。
自宅の研究室での作業ブラウンまたは絶縁性のブロックからなる、彼は「gravitor」または「gravitator」と呼ばれる電気機器を開発した誘電体両端に電極を有する材料を。彼は1928年11月にイギリスの特許を取得しました。デモでは、ブラウンはユニットを振り子としてマウントし、電力を供給し、ユニットを一方向に移動させます。1929年にブラウンは科学と発明の分野で重力の引き方と相互作用する不思議な力を生み出していた」と発表した。彼の装置がスケールアップされることができれば、「何百トンもの重量のマルチインパルス重力計は将来の海洋ライナーを推進するかもしれない」あるいは「幻想的な「宇宙船」さえもするかもしれない)。
ブラウンは、余暇に、そして時には電気の重力への影響についての彼の考えを証明しようとする資金を供給されたプロジェクトで働いていた彼の人生の残りを過ごした。は1930年ゼネラルモーターズの幹部への推進の手段として、そして1932年に海軍研究所にいた間の船の推進として彼の引力を提案した。第二次世界大戦後ブラウンは航空機宇宙船の推進の手段として彼を開発し販売しようとした。ある時点で現象が名前「与えられたElectrograviticsを自分の信念に基づいて、」これは、電気/重力現象でした。ある時点でそれはまたモニカー「Biefeld-Brown効果」を得た「おそらく、Biefeldを彼のメンター兼共同実験者として主張するためにBrownによって造られた。
ブラウンは長年かけて彼の発明を洗練し、最終的に彼が主張し続けた推進力を生み出すであろう25,000から200,000ボルトで充電された金属プレートまたはディスクからなるデザインが反重力であると思いつきました。ブラウンは、米国、イングランド、フランスの科学者と軍当局の聴衆に作業装置を実証しました。この現象の研究は1950年代半ばに人気があり、ある時点でGlenn L. Martin Companyは「重力に興味がある」科学者を探して広告を出したが、その後急速に人気が落ち込んだ(米国の重力制御推進研究を参照)。
物理学者は50年代初頭にブラウンのディスク装置を観察するように誘った、その動機は「電気風」のよく知られている現象であって反重力ではないと述べた。学校の物理学教室...。」研究ブラウンのデバイスは、任意の抗重力効果を発見していない、とイオンドリフトや、よりよく理解現象に注目原動力に起因しているので、持っている科学者『イオン風空気粒子から』そのうちのいくつかは、ブラウンが彼の装置を真空チャンバーの中に置いたときでもまだ残っていた。
1979年、作者チャールズ・ベルリッツとufologist ウィリアム・L.・ムーアは、公開プロジェクト不可視、:フィラデルフィア実験についての事実上のアカウントであることを主張フィラデルフィア実験アメリカ海軍の実験が誤っ軍艦テレポートエルドリッジを本の第10章は、ブラウンの初期の仕事を語り、彼が実験に関わっていたと主張し、ブラウンの電気重力学がUFOによって使用されている推進力であると主張する、「タウンゼントブラウンの力のフィールド」と題した。それがB-2ステルス爆撃機に力を与えているという主張で、電気重力学は他の陰謀理論家にも人気がありますそして、のUFOと、それは1957年で、分類対象となっている可能性があることは、生成するために使用することができることをさらに主張があり自由エネルギーが」。
ブラウンの研究と「Biefeld-Brown効果」はその後世界中で人気のある追求のひとつとなり、アマチュアの実験者は初期の実験を高電圧で動くイオン推進リフター」の形で再現しました
第3章イオンクラフトの原理
イオノクラフトは、ビーフェルド-ブラウン効果によってイオン風を作り出して、浮上して空中を飛行する装置のことである。リフターとも呼ばれる。
イオンクラフトは、正負が非対称の形状の電極を備えたコンデンサで構成されている。片側の電極は針のように尖らせ、もう一方はアルミ箔のような広い面積を持たせた形状にすることが多い。このコンデンサに高電圧をかけると、大気分子誘電分極が発生する。誘電体となった大気に、非対称の形状の電極が発生させる正と負の電場から、各々異なる大きさの電気的な力が働き、結果的に大気(イオン風)が発生するとの説明がなされており、その風による浮力で、浮遊・飛行することができると言われている。日本には日本万国博覧会の時に、物を浮かせる不思議な装置として紹介された。この装置はまるで未確認飛行物体 (UFO)のように空中浮遊することから、SFに登場する未来技術と認識されることもある。が、技術的には20世紀前半に十分可能な実験であり、2013年現在に至っては、理科の模型実験レベルで実施可能な技術である。しかし、その現象の発見から半世紀以上を経たにもかかわらず、高出力化の研究もなされないまま今に至っており、現在でも軽いバルサ材とアルミ箔を組み合わせた模型を浮遊させる程度の実験で終わっている。
なお、実験を行うときは、(絶縁措置もしないままの)コンデンサに蓄電用の高電圧をかけるため、感電による死亡事故などが起こらないように、十分注意する必要がある。
第4章負の質量を持つ量子的液体
研究チームは、まず元素の1つであるルビジウムをレーザーで絶対零度ギリギリまで冷却、これにより、ボース・アインシュタイン凝縮と呼ばれる状態を作り出すことができるという。この状態の粒子は、古典物理学ではなく量子力学の原理に従い、波のように振舞い始め、量子効果が巨視的に現れた「超流動」の状態になる。すると、液体が容器の壁面をつたって外へ溢れ出たり、原子1個が通れる程度の隙間に浸透したりする奇妙な現象が起こる。
 問題はここからだ。超流動となったルビジウムにさらにレーザーを照射することで、原子をスピンの向きを変えた。すると、不思議なことにルビジウムが負の質量を持つかのように振る舞い始めたというのだ。その時の様子を研究チームのマイケル・フォーブス教授が興奮気味に語っている。
「押すと反対方向に加速されるんです。まるでルビジウムが見えない壁にぶつかっているかのようでした」(フォーブス教授)

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